コラム

外壁塗装は下地処理と下塗りで決まる|長持ちの秘訣を解説

どれだけ高級な塗料を使っても、下地が整っていなければ本来の性能を発揮できません。外壁塗装で最も重要な「見えない工程」について解説します。

外壁塗装の仕上がりや耐久性は、実は色を塗る工程よりも、その前に行う下地処理と下塗りの質で大きく左右されます。

どれだけ高級な塗料を使っても、土台である下地が整っていなければ、本来の性能を発揮できず、数年で不具合が出てしまうことも珍しくありません。

外壁塗装の「長持ちの秘訣」は、この見えない工程にあります。

下地処理とは?外壁を塗れる状態に戻す作業

外壁は長年、雨風や紫外線にさらされ、汚れ・カビ・劣化が蓄積しています。

そのまま塗ってしまうと、密着不良や早期劣化の原因に。

下地処理の主な作業

高圧洗浄

汚れ・コケ・カビ・旧塗膜の粉をしっかり落とし、塗料が密着しやすい状態にする。

ひび割れ補修(クラック補修)

ひびを埋め、雨水が入り込むのを防ぐことで、外壁の寿命を延ばす。

シーリング補修

サイディング外壁の場合、シーリングが劣化すると雨漏りの原因に。防水性を回復させ、水の侵入を防ぐ。

ケレン作業(ヤスリがけ)

金属部や塗膜の浮きを整え、サビを除去して塗料の密着を向上させる。

これらの工程をしっかり行うことで、外壁が塗料をしっかり受け止める状態になります。

下塗りの役割|上塗りと外壁をつなぐ接着剤

下塗りは、外壁と上塗り塗料の間に入る最初の塗膜。

「塗料が長持ちするかどうか」を左右する、非常に重要な工程です。

下塗りが果たす3つの役割

① 密着力を高める(接着力の向上)

下塗りを省いたり薄く塗ったりすると、塗膜が定着せず剥がれ・めくれの原因に。

② 劣化部分を補強し、表面を均一にする

紫外線で劣化した外壁は粉をふいた状態(チョーキング)になっています。

下塗りはこれを固め、上塗りが均一に乗るように整えます。

③ 塗料の吸い込みを防ぎ、性能を発揮させる

外壁が塗料を吸い込むと、仕上がりが悪くなり耐久性も低下。

下塗りは吸い込みを止め、上塗りの性能を最大限に引き出します。

下地処理・下塗りが不十分だと起きるトラブル

手抜きや簡略化が行われると、以下のような症状が早期に発生します。

  • 塗膜の剥がれ
  • ひび割れの再発
  • 早期の色あせ
  • カビ・コケの再付着
  • 上塗りの耐久性が極端に短くなる

これらは、どれだけ高級な塗料を使っても防げません。

「下地づくり」が甘い塗装は、長持ちしないのです。

まとめ|長持ちする外壁塗装は見えない工程の積み重ね

外壁塗装は、仕上がってしまえば「どの業者も同じ」に見えるかもしれません。

ですが、長く住まいを守り続ける塗装かどうかは、外から見えない下地処理・下塗りの質によって決まります。

大切なのは、その塗料がしっかり力を発揮できるように、外壁を整える工程をしっかりと丁寧に行うことです。

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